この記事にたどり着いたみなさんは
- 漫画は低学年の子どもでも読めるの?
- そもそも子どもに漫画を読ませて大丈夫?
といった悩みをかかえていませんか?
結論からいうと、子どもに漫画を読んでもらうことは「おすすめ」です。
さらに、親も一緒に読むと効果大!
実際、私も低学年の子がいるので悩みました。
子どもには、小説のような文字いっぱいの本が良いんじゃないかと。
親がおすすめの活字本を買って用意するけど、子どもは絶対に読まないの繰り返しで、まさしく「積ん読」の日々でした。
でも今では、漫画がきっかけで読書習慣が身につきましたよ!
この記事では以下の3つについて紹介します。
- 子どもにおすすめの漫画3選
- 子どもが漫画を読むメリット・デメリット
- 漫画を買うときの注意点
お子様に漫画の購入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
【厳選】子どもにおすすめの漫画3選
この章では、おすすめの漫画を3つ紹介。
- 「ドラえもん 学年別ドラえもん名作選」
- 「かがくるBOOK科学漫画サバイバルシリーズ」
- 「ポケットモンスター〜サトシとゴウの物語〜」
一作品ずつ、おすすめの理由と合わせて見ていきましょう。
「ドラえもん学年別ドラえもん名作選」(小学館)
【この漫画がおすすめな理由】
①国民的漫画の代表作
「ドラえもん」は元々、小学館の学習雑誌に掲載されていたことが始まりです。
藤子・F・不二雄先生は、各学年の興味や理解度からテーマや表現方法を選んでいました。
「ドラえもん」は藤子先生の子どもたちを大切に思う、こころが生み出した傑作。
②学年に合わせた内容構成
「ドラえもん」は「カラー版」や「てんとう虫コミックス版」など様々なシリーズがありますが、私はこの「学年別シリーズ」がおすすめ。
なぜかといえば、本を持つことさえ嫌いだった自分の子どもが読めたからです。
各話の内容の良さはもちろんのこと、学年に合わせた漢字の使用など良いことばかり。
ときどき、カラーも入るので現代の子どもたちのような動画世代にも受けが良いようです。
③1話読み切りでどこからでも読める
子どもでも5分で読み終える良い長さです。
途中でやめてしまっても、違う話から読めるので再チャレンジしやすいですね。
『かがくるBOOK 科学漫画サバイバルシリーズ』(朝日新聞出版社)
【この漫画がおすすめな理由】
①日本以外でも読まれている
「子どもに読ませて大丈夫かな?」って思う人がいたら問題なしです。
日本以外では
- 中国
- 韓国
- 台湾
- タイ
など世界中で3,000万部に上る売り上げ。
心配を一気にかき消すほどの販売部数なので、不安感なく子どもに読んでもらえます。
②全88冊の豊富な情報量
88冊(2024年時点)なら男女問わずに好きな内容を見つけやすいです。
人体や環境問題、動物、植物、世界の遺跡まであらゆるジャンルが勢揃い。
でも「読みたい」と思って、図書館に行っても大体が貸し出し中なんです。
だから、買ってしまうのもありです。
学校では友達と自分のおすすめ(男子は昆虫や恐竜)を教えあっているほどの大流行り。
うちの子が初めて買ったのは「水不足のサバイバル」なので「何でそれ?」って感じでした。
今では10冊くらい読んでいますが、どれもハズレなしだそうです。
③オールカラーで読みやすい
目が疲れない良い色合いです。
各章に『サバイバル科学知識』という詳しい解説があり、カラー写真付きでわかりやすい。
実際の色がわかるので子どもが夢中に。
漫画+図鑑って感じの内容で、楽しく読んでいるうちに物知りになれます!
『ポケットモンスター 〜サトシとゴウの物語〜』(小学館)
【この漫画がおすすめな理由】
①主人公とポケモンのステキな友情
ゲームやアニメを知らなくても問題なし!
アニメ版は新シリーズになりましたが、主人公(サトシ)は健在です。
主人公の前向きな姿に子どもたちは、夢中。
ポケモンバトルだけじゃなく、主人公とポケモンが成長していく姿も必見です。
②ポケモンがかわいい、かっこいい
やっぱりピカチュウはかわいい。でも戦いになると、強くてかっこいいです。
「ポケモン」って聞くと男の子のイメージかもしれませんが、女の子でも心配ご無用。
かわいいポケモンが多いので、漫画を読みながら親子でお気に入りを探してみては?
③全4巻なので簡単に読破できる
本を読み切った達成感って良いですよね。
全4巻なので全体の話がつかみやすい。
子どもに「どんな話だったの?」って聞くと、会話も増えて良いですね。
【番外編】漫画以外のおすすめ「10分で読める伝記」(学研プラス)
本を読むことに慣れたら、おすすめします。
偉人の功績が簡単に書かれていて読みやすい。
挿絵があることで漫画を感じさせるのも、おすすめの理由。
うちの子は、野口英世さんの話がお気に入りで繰り返し読んでいます。
子どもが漫画を読むメリット3つ
漫画には、たくさんのメリットがあります。
この章では以下の3つに絞り、解説しました。
- 本を読む習慣が身につく
- 紙本で得られた知識が記憶に残る
- 漢字が覚えられる
順番にみていきましょう。
本を読む習慣が身につく
読書を習慣にするのって大変ですよね。
漫画は読みやすいので子どもが「1冊読めた」という達成感を得やすいです。
漫画は絵をみるだけでも内容がわかるので、途中でつまづきにくいのも良いところ。
うちの子どもは、漫画がきっかけで読書が習慣化し、むずかしい本にチャレンジ中です。
紙本で得られた知識が記憶に残る
メンタリストDaiGoさんがいうには、紙本って記憶に定着するそうです。
博識のDaiGoさんの部屋は、壁一面、紙本が飾ってあるので実証済み。
子どもたちが使う教科書は紙製なので、漫画(紙本)に慣れることで学習力アップの期待!
参考『メンタリストDaiGo 紙の本と電子書籍どっちがいいの?』https://www.youtube.com/watch?v=R3WHHYFyrdE
漢字が覚えられる
子どもは、ふり仮名のある漫画を選びますが、読みたい意欲が高まってくると自分で調べたり、大人に聞いて読めるようになってきます。
我が家は以下のようなやり取りがありました。
その漢字、ドラえもんで見たよ!
(動画だろ?字幕でも見たのかな?)漢字なんて出ないよね?
違うよ。そんなの漫画で見たに決まってるでしょ!
これには、一本取られました。
「漫画」と甘くみていては損してしまいます。
行動が変わりますよ。
子どもが漫画を読むデメリット3つと対策
ここまで漫画のメリットを伝えてきましたが、漫画にもデメリットがあります。
以下で3つ紹介しますので、漫画を購入する際はデメリットも抑えておきましょう。
- 保管場所が必要
- 下品な表現や暴力的な描写
- 読みすぎてしまう
対策も紹介しているので参考にしてください。
保管方法が必要
紙本って保管場所が必要ですよね。
本が増え始めたら保管方法や片付けのルールを決めておくことをおすすめします。
我が家では、リビングに持ち込むのは「今読んでいるものだけ」というルールにしました。
子どもは「漫画に書いてあったよ」と見せてくれることもあるので、すぐに売ったり、捨てたりすることはしません。
片付けを意識し過ぎて、コミュニケーションの機会をなくしてしまうのは避けたいです。
どうしても本棚が置けない場合は「電子版」での購入を考えるのも良いですね。
下品な表現や暴力的な描写
テレビの場合、放送上問題がありそうなシーンは変更されていることが多いです。
漫画では、変更なしの露骨な表現があるので、子どもが見るときには気をつけたいですね。
男性は服を着ているのに女性はなぜか裸同然なんてこともあります。
対策は、子どもが読む前に大人もしっかり見ること。ぜひ一読することをおすすめします。
読み過ぎてしまう
漫画を寝室に持ち込んで読み始めると、寝る時間が遅くなってしまうこともあります。
我が家では、子どもと一緒にルールを決めて「休みの日だけ持ち込みOK」にしました。
休みの日の特別感があって楽しんでいるようなので、おすすめです。
漫画を買うときの注意点3つ
以下の3つについて順番に解説していきます。
- 本屋で子どもと一緒に買う
- 無理強いしない
- 親も知っている漫画を買ってみる
本屋で子どもと一緒に買う(ネットの場合も本人と買う)
親が「これを読ませたい」と思っても子どもはそう思わないこともあります。
うちはこのパターンが多くて、買いに行っても、違う本を欲しがっていました。
ネットで買うにしても、本人に見てもらうのがおすすめの買い方です。
無理強いしない
私は、子どもに「漫画は簡単なんだから、それくらい読めるでしょ」なんて言っていました。
子どもは、そう言われると余計にやる気がなくなります。
「絵をみるだけでも読めるみたいだよ」と優しく伝えてあげると良いですね。
親も知っている漫画を買ってみる
子どもが楽しく話しかけてくるので、自分も知っている漫画だと一緒に楽しめます。
本を読むと会話が増える(他者に教えたくなる)→本を読むのが楽しくなる→色々な本が読みたくなる、という流れができやすいです。
まとめ
- おすすめは「ドラえもん」「科学漫画サバイバルシリーズ」「ポケットモンスター」
- 漫画がきっかけで読書の習慣が身につく
- 漫画(紙本)は記憶に残りやすい
- 漢字を学ぶ機会になる
- 読み過ぎに注意し、家族でルールを決める
- 漫画は子どもと一緒に買い、自分も読む。
- 無理強いはしない
【まずは一冊読んでみよう】
そろそろ漫画が読みたくなっているはず!
お子さんと一緒に本を探しに出かけませんか?
「漫画だから」という固定観念を捨て去って何か一冊読むことをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。